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イオン、米2万トンを調達 6月初旬から販売へ
2025年5月27日 15:06
イオンは、政府が管理する備蓄米の「随意契約」により、約2万トンの米を調達。6月初旬から全国のイオン店舗で順次販売を開始する。
イオンでは、グループ一括調達によるコスト削減を図りながら、米不足対策に対応するため、同社の物流ネットワークを活かすことで供給に対応可能な体制を整備。引き取りや輸送における効率的ルートを確保しながら、他の卸先との協働を通じて円滑な流通を実現するとしている。
米の随意契約は、従来の「競争入札方式」と異なり、国が任意に売り渡し先や価格、数量などの条件を決めて契約を結ぶ仕組み。対象者は年間10,000トン以上を取り扱う大手小売業者で、合計30万トンが売り渡される。売渡価格は60kgで11,556円となっており、一般的なマージンで既存在庫とブレンドしない前提では、小売価格が5kgで2,160円程度になる水準という。