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トヨタアリーナ東京、「国際標準」に向けパナ照明・映像演出設備を導入
2025年6月18日 14:45
東京・青海に今秋開業する「TOYOTA ARENA TOKYO」を運営するトヨタアルバルク東京は、パナソニック エレクトリックワークス社とパートナーシップ契約を締結した。照明設備や映像演出設備による、新たな観戦体験の創出で協力する。
トヨタアリーナ東京は、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」がホームアリーナとして利用するほか、スポーツや音楽興行などで活用予定。お台場「パレットタウン」跡地で、かつてトヨタの体験テーマパーク「メガウェブ」があった場所で今秋に開業する。
特に「スポーツ」は重点テーマとしており、多様な観戦の楽しみ方や、最新テクノロジーの導入を通して、次世代スポーツエクスペリエンスの実現を目指す。
トヨタアリーナ東京へのパナソニックの照明設備や映像演出設備の導入にあたり、パートナーシップ契約を締結。パナソニックとして初めて、照明、映像、音響設備等を一括で納入し、アルパルク東京が目指す「国際標準のアリーナ」を実現していく。
アリーナには、パナソニック製の最新照明器具144台を導入。国際バスケットボール連盟(FIBA)との認証契約を締結した照明器具で、最新の照度基準(OFFICIAL BASKETBALL RULES 2020)にも準拠している。FIBA主催の国際大会開催を可能にするだけでなく、多彩なスポーツ興行に貢献するという。
各照明器具は個別に制御でき、その場に応じた細かい光の演出や多様な競技パターン設定が可能。次世代放送に対応した照明技術により、「4K8K放送」に対応した高精細な映像環境を提供する。
パナソニック独自の3Dシミュレーションも活用。競技者視点での徹底したまぶしさ対策と照射角度の最適化により、競技環境に最適な照明環境を実現する。
メインアリーナ外のアプローチやコンコースにも多彩な照明設備を設置し、調光でスムーズに来場者を誘導。柱材はカラースポットライトで照らし、アリーナの構造美を際立たせる。ALVARK REDの光演出により高揚感も引き立てるとする。
LEDビジョンは、国内アリーナ最大面積となる1,000m2超で、3層構造のセンターハングビジョンと、2層のリボンビジョンで構成。映像・音響設備による演出で会場全体の空間を包み込み、NBAのアリーナにも匹敵する没入感を実現する。
センターハングビジョンは、観客席からの見やすさにこだわり、観客席方向に傾きがある形状やボウル面の視認性を意識した内側ビジョンも設置。
2層リボンビジョンは、上層が国内アリーナ初となる高さ2mで、長さは250mを超える。下層は高さ1m、長さ約220mでJR山手線1編成分に匹敵する。
アリーナの新しい取り組みとして、「アルバルク東京」が勝利した時にしか見られない特別演出を実施。パナソニックの照明、映像、音響を活用し、会場でしか味わえない感動を作る。
施設内には、選手を間近に感じられるプレーヤーズラウンジや、目の前で調理されるアリーナ最高級の食事を提供するプレミアムラウンジなど、多彩なホスピタリティエリアを計画。各ホスピタリティエリアではパナソニックのライティングが空間を演出し、特別な観戦体験を届ける。
トヨタアリーナ東京の所在地は東京都江東区青海1丁目。アクセスは新交通ゆりかもめ 青海駅から徒歩4分、りんかい線 東京テレポート駅から徒歩6分。